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ネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアは、ネットワーク環境を設計、構築し、故障やトラブルなどに即時対応できるように運用、保守を行う仕事です。各種エンジニアの中でもプログラミングを行う機会が少なく、LANケーブルやルーターといった物理的な機器をつなぐ仕事も担当します。それゆえに、未経験やネットワークに対する知識を身に付けている途中の方でも応募できる求人があります。
はじめにネットワークを設計、構築する段階では、どのようなコンピュータや電子機器をつなぐのか、希望する要件は何か、またセキュリティや権限などを検討・確認しながらネットワーク環境を作り上げていきます。その後運用する段階になると、ネットワークやサーバーに不具合がないか常時監視し、トラブルの復旧対応や定期的なメンテナンスなどを行います。
ネットワークエンジニアは、SIer（エスアイアー）と呼ばれるクライアントのネットワーク環境の構築から運用、保守までを請け負う企業で働く場合と、企業内の情報システム課やIT担当者として働くケースがあります。いずれにしても、ITやネットワークに関する知識を備えていることが望ましく、それに加えて社内外の人と積極的にコミュニケーションを取れたり、ネットワークに対する知識がない人にも分かりやすく伝達できたりするスキルも歓迎されます。
ネットワークエンジニアとして活躍したいなら、知識やスキルを示せる資格を取得しておくことをおすすめします。資格にはネットワークスペシャリスト試験や基本情報技術者試験、LPIC（Linux技術者認定試験）、CCNAなどがあります。近年、さまざまなエンジニアに求められているセキュリティに対する知識も身に付けておくなら、情報セキュリティスペシャリスト試験に挑戦してみるのもよいでしょう。
