データサイエンティストとは
ITエンジニアのデータサイエンティストは、統計学・アルゴリズムなどの知識を使ってビッグデータや統計情報などを分析し、企業が抱える課題を解決したり、重要な意思決定をサポートしたりする役割を持っています。例えば、消費者のニーズを予測することで、製品開発や新サービスの提供に役立てられます。ビッグデータの有効活用はさまざまな業界で注目されており、データサイエンティストの価値は高まりつつあります。なお、似ている職種でデータアナリストがありますが、データアナリストはデータを分析する手段や環境を作るのが主な仕事です。実際にデータを詳細分析するのが、データサイエンティストです。
データサイエンティストの求人には未経験でも応募可能なところがあり、自分が持つスキルや経験によっては挑戦できる場合があります。
この仕事に活かせるおすすめの資格は、統計検定・情報処理技術者試験・アクチュアリー資格試験・G検定・E資格があります。いずれも業務で使うスキルを証明するのに有効な資格です。資格を保有することで、転職・就職時に自分のスキルの高さを企業へアピールするのに役立ちます。
求められるスキルには、統計学・アルゴリズム・機械学習・人工知能・プログラミングなどがあります。また、課題の解決策をプレゼンしたり、チームと協力して業務を遂行したりするためのコミュニケーションスキルも必要です。分析ではAIや機械学習を使うため、特にPythonやRといったプログラミング言語の知識も求められます。
データサイエンティストに向いている人の特徴として、論理的思考ができる人・知的好奇心が旺盛な人などが挙げられます。データ分析では思い付きや閃きといった直観ではなく、規則性に基づき冷静に物事を判断する必要があるためです。
