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実装設計とは

実装設計とは、製品の機能に直結する電子回路の配置や配線を設計する仕事を指します。
特に中心となるのが、電子機器に入っているプリント基板の部品配置や配線の設計です。具体的には回路図をもとに、基板設計CADを用いて基板上の部品をレイアウトし、配線パターンを描きます。この作業は基板をキャンバスに見立てて、「アートワーク」とも呼ばれています。

基板の部品配置や配線が不適切だと、ノイズなどの不具合を生じさせるため、実装設計は回路の設計において重要な仕事です。また、無駄のない実装設計を行うことで基板サイズを最小化できるなど、コスト削減の面でも大きな役割を果たします。

電子回路は年々微細化・高密度化が進んでおり、それに伴って実装設計の作業も複雑化し、工数が増えています。そのため、エンジニアに求められる技術レベルも高まっている傾向です。
実装設計には、電子回路、電磁気学、制御工学などの基礎知識を必要とします。これらの知識や経験を活かして発生しうる不具合を考慮し、かつ効率的に設計するスキルが求められます。また、設計にはCADを使用するため、ソフトを使いこなすスキルは欠かせません。
必要な資格は特にありませんが、関連資格として「EMC設計技術者試験」、「情報処理技術者試験」、「CAD利用技術者試験」を持っているとスキルの証明に役立ちます。

実装設計のスキルを身につけるまでには長い経験を必要とするため、習熟したエンジニアの数が少なく、常に人材不足の状況です。そのため、確かなスキルがあれば好条件の仕事は見つかりやすいでしょう。

近年では回路設計の複雑化により、一部自動化ツールを用いて自動配線を導入しているところも増えていますが、重要な部分の多くは手作業で設定されます。経験を積んでアナログのスキルも身に付けつつ、最新ツールも使いこなすことができれば、仕事の幅はより広がるでしょう。

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