未経験からエンジニア派遣で働きたい人必見!メリットやデメリット・派遣会社の選び方を紹介

未経験からエンジニアを目指したい方のなかには、エンジニア派遣で働く人もいます。
直接雇用の正社員と比較して、エンジニア派遣は担当によるサポートを受けられるメリットがあります。
とはいえ、未経験でもエンジニア派遣で働けるのか、不安に思う人もいるでしょう。
本記事では、未経験でもエンジニア派遣に向いている人の特徴や、エンジニア派遣で働くメリットとデメリット、エンジニア派遣におすすめの派遣会社の選び方などを詳しく解説していきます。
そもそもエンジニア派遣とは

エンジニアとして働く場合、直接雇用の正社員だけでなく「エンジニア派遣」で働く選択肢もあります。
なお、エンジニア派遣には「登録型派遣」と「常用型派遣」の2種類があります。それぞれの違いについて、以下でまとめました。
エンジニア派遣の種類 | 登録型派遣 | 常用型派遣 |
仕組み | 一般的な派遣形態で、派遣元から派遣先企業へ派遣される | 直接雇用の正社員と同様に、定年まで就業可能な雇用形態 |
雇用形態 | 有期雇用(※) | 無期雇用 |
(※)最大3年間
登録型派遣の場合は、派遣元会社から派遣先企業へ派遣されます。仕事の幅は広いものの、契約期間があらかじめ決まっているため、定期的に仕事内容や職場が変わる可能性があります。
一方、常用型派遣は「正社員型派遣」または「無期雇用派遣」とも呼ばれており、基本的には直接雇用の正社員と同様に、定年まで就業可能な雇用形態です。
どちらにせよ、一般的な企業はプロジェクト毎にエンジニアを求めているため、未経験者の派遣エンジニアでも必要とされる場合があります。
また、2025年には団塊の世代が一斉退職する「2025年の崖」が迫っていることもあり、エンジニアの需要は年々高まっています。そのため、未経験でも必要な知識や技術を身につければ、エンジニアとして活躍できる可能性が高いです。
エンジニア派遣にはどんな職種がある?
エンジニア派遣で働ける職種はさまざまです。一例として、以下のような職種が挙げられます。
カテゴリ | 職種 | 仕事内容 |
機械エンジニア系 | 機械設計・電気設計 | ・専用のソフトウェア(主にCADなど)を使用し、機械や電気回路を設計する。 ・機械や電気電子系の専門的な知識が必要。 |
ソフトウェア系 | プログラマー | ・仕様書に基づいて、プログラミング言語を用いてプログラミングを行う。 ・変化が多いので、常に情報のアップデートやスキルアップを行うことが必要。 |
Webエンジニア 運用監視担当 | ・Webサイトの設計開発や運用保守などを行う。 ・自社やクライアント企業におけるサービス開発や、問題なく動いているか確認する。 | |
ネットワーク系 | ネットワーク技術者 | ・パソコンや無線・優先LANなど、ハードウェア同士を効果的に接続するよう設計を行う。 |
サーバー構築・管理 | ・オンプレミスやクラウドサーバーなどを目的や用途に応じて構築・管理する。 ・サーバー構成の設計を行い、実際に配線などを行いOSやサーバーアプリのインストールや設定を行う。 | |
サポート系 | ヘルプデスク | ・技術的な問い合わせなどに対応する。 |
エンジニア派遣の概要や種類について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
未経験でもエンジニア派遣で働ける?

結論、未経験でもエンジニア派遣で働くことは可能です。
近年ではIT人材が不足しているため、企業側が未経験者を採用し、教育の場を提供するケースも増えています。また、なかには未経験者をサポートしてくれる派遣会社もあります。
エンジニアなどの幅広い技術職の支援をしている、常用型派遣会社の「リクルートR&Dスタッフィング」では、入社研修やスキル研修のほか、担当の定期的な訪問や面談、カウンセリングなどのサポート体制を整えています。
在籍者の平均年齢は31.6歳で、50%以上が20代と比較的若く、未経験からエンジニア派遣として勤務している方も多く在籍しています。
興味のある方は、ぜひ下記のページよりご確認ください。
未経験からエンジニア派遣で働く場合に役立つ資格
資格がなくても、エンジニア派遣で働くことは可能ですが、以下のような資格を事前に取得しておくと、リテラシーの向上に繋がり、業務において役立つことがあります。
資格名 | 特徴 |
ITパスポート | ・情報処理技術者試験の国家資格の一つ ・ITにおける基礎的な知識を証明する ・全ての社会人やこれから社会人となる学生が対象者 |
基本情報技術者試験 | ・基本情報技術者試験も国家資格の一つ ・情報処理技術に関して、基礎的な知識の保持を証明する ・実務経験が少ない&経験が浅いエンジニアやプログラマーを対象としている |
未経験からエンジニア派遣で働くメリットとデメリット
未経験からエンジニア派遣で働くメリットとデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。
未経験からエンジニア派遣で働くメリット

未経験からエンジニア派遣で働く場合、下記のようなメリットがあります。
- 大手・優良企業で働ける可能性がある
- ワークライフバランスを実現しやすい
- 派遣元のサポートのサポートが受けられる
- 紹介予定派遣の利用で、直接雇用される可能性もある
メリット1:大手・優良企業で働ける可能性がある
まず、大手・優良企業で働ける可能性があるメリットが挙げられます。
大手・優良企業の場合は規模の大きいプロジェクトに参加できる可能性もあるため、未経験から実務経験を積むことができるでしょう。
メリット2:ワークライフバランスを実現しやすい
次に、ワークライフバランスを実現しやすいメリットがあります。
多くの派遣会社では、勤務地や勤務時間など、自分の希望条件に合う企業を紹介してくれます。そのため、仕事に合わせて自分のライフスタイルを大きく変える必要はありません。
メリット3:担当のサポートが受けられる
担当のサポートが受けられることも、エンジニア派遣で働くメリットの一つです。
派遣先で働き始めた後も、担当によるサポートを受けられることが多い上、スキルアップや研修などを利用できる場合もあります。
メリット4:紹介予定派遣の利用で、直接雇用される可能性がある
最後に、「紹介予定派遣」の利用で、直接雇用される可能性があるというメリットがあります。
紹介予定派遣とは、派遣社員として一定期間働いた後、派遣先企業と本人が合意すれば、直接雇用の正社員、もしくは契約社員に雇用形態を切り替えられるものです。
派遣社員として経験を積んだ後に、直接雇用の正社員を目指したい方は、紹介予定派遣で働くことも視野に入れましょう。
未経験からエンジニア派遣で働くデメリット

未経験からエンジニア派遣で働く場合、以下のデメリットがあります。
- 登録型派遣の場合、給与や就業が安定しづらい
- 未経験の場合、給与水準が低い可能性がある
デメリット1:登録型派遣の場合、給与や就業が安定しづらい
エンジニア派遣のなかでも、「登録型派遣」を選択する場合、派遣先の希望に応じて契約期間に限りがあります。
契約期間が終了したら、次の仕事を探さなければならないことが多いため、仕事の継続性が保証されず、給与が一定期間安定しない場合があります。
しかし、「常用型派遣」の場合は、基本的には無期限の雇用契約であるため、定年まで勤務することが可能です。
デメリット2:未経験の場合、給与水準が低い可能性がある
未経験の場合、スキルによっては給与水準が低くなる可能性があります。
しかし、多様なプロジェクトを経験し、スキルを向上させることで、将来的には給与水準も向上する可能性があります。
未経験でもエンジニア派遣に向いている人の特徴とは
本記事で紹介したメリットとデメリットを踏まえて、以下に当てはまる方は、未経験でもエンジニア派遣で働くことに向いているといえます。
- エンジニアとしての経験が少ない、もしくはほぼない
- 自宅から通いやすい職場で働くなど、ワークライフバランスを整えたい
- 大手・優良企業や、複数の現場で経験を積みたい
エンジニア派遣では、多様なプロジェクトを経験でき、技術や知識を効率的に身につけられます。また、企業はプロジェクトごとに新たにエンジニアを求めるため、未経験者も含め幅広く就労するチャンスが広がっています。
未経験者向け:エンジニア派遣におすすめの派遣会社の選び方

未経験でエンジニア派遣を利用する際、以下のポイントに着目して派遣会社を選びましょう。
- 入社後の研修、スキルアップのための支援サービスが充実している
- キャリアアップのための制度や仕組みがある
- 未経験でも活躍している事例がある
入社後の研修、スキルアップのための支援サービスが充実している
入社後に、研修やスキルアップのための支援サービスが充実しているかはとても重要です。
業務の中で学べることももちろんありますが、Eラーニングや座学などで業務に必要な知識を補完できると、生産性や業務成果の改善につながります。
また精神面でのカウンセリングサポートなども、健全に業務を続ける上で大きな手助けになると言えます。担当がどのようにサポートしてくれるのか、具体的に確認しておくと良いでしょう。
キャリアアップのための制度や仕組みがある
今後のキャリア設計ができるよう、キャリアサポートが充実している派遣会社を選びましょう。
派遣会社からキャリアサポートを受けられると、生涯エンジニアとして生計を立てていくスキルを磨くことも可能です。
さらに、希望に応じてチームリーダーになる道や、大手メーカーなどへの就業も可能としている派遣会社もあります。キャリア設計をきちんとしていきたい人は、このような精度や仕組みについて確認すると良いです。
未経験でも活躍している事例がある
エンジニア派遣会社を選ぶ際は、実際に未経験でもエンジニアとして就業し、活躍している事例があるかどうかチェックしましょう。
とくに、自分のレベルに合う案件を紹介してもらえるか、業種に選択肢の幅があるかなどについて、あらかじめ担当に確認することが大切です。
未経験からエンジニア派遣で働くならリクルートR&Dスタッフィングがおすすめ!
未経験でエンジニアとして就業する場合、基本的には直接雇用の正社員と同様に、契約期限がなく就業できる「常用型派遣」を選ぶのが望ましいです。
派遣先での就業が終わった後でも、派遣元の会社から給与を受け取れ、継続的なキャリアアップが見込めます。
リクルートR&Dスタッフィングでは、就業前後の支援サービス・キャリアアップのための制度が充実しており、未経験から活躍している事例も豊富です。
先輩社員の声
未経験から活躍している先輩社員の声をご紹介します。
・検証機管理・保守業務を行う先輩 Kさんの例

・経緯
専門学校を卒業後、IT企業に入社するも退職。改めてIT業界でチャレンジしたいと思いリクリクルートR&Dスタッフィングへ入社しました。
・今の仕事内容
現在はAWS(Amazon Web Services)関連のインフラエンジニアとしてマシンスペックなどの情報管理などに関わっています。スキルアップが叶ったら異なる分野に進むことも検討しています。
・サポート体制
担当には親身になってプロジェクトを紹介してもらい、月に1回の電話でまめにフォローをしてもらっており安心感があります。
・入社してよかったこと
未経験でも無理なく取り組めるプロジェクトを紹介してもらえ、休日や有休も十分に取れています。基礎的なIT知識を持っているおかげでキャッチアップも容易です。ITの他にも多くのプロジェクトがあるので、今後も幅広いキャリアを目指せる可能性があります。
まとめ
未経験からエンジニア派遣として就業するには、自分に合った派遣会社を選ぶことが必要です。
派遣会社を選ぶ際には、研修などのサポートが充実している会社を選ぶと、スキルアップや長期的なキャリア形成に繋げやすくなります。
なお、エンジニア派遣には「登録型派遣」と「常用型派遣」の2種類がありますが、未経験の場合は直接雇用の正社員と同様に、基本的には契約期限がなしで就業できる「常用型派遣」での就業を目指すことをおすすめします。
常用型派遣のリクルートR&Dスタッフィングでは、一緒に働くエンジニアの方を募集しています。ぜひご相談ください。
記事監修

株式会社リクルートR&Dスタッフィング HR部 部長
2006年、株式会社プロアウト(現リクルートR&Dスタッフィング)創業に伴い入社。
関東から九州まで幅広い現場でエンジニア派遣によるクライアント支援とスタッフサポートに従事。
首都圏エリア統括を経験後、2017年より現職にて同社採用責任者。
国内採用戦略および海外大学との連携によるグローバル採用など豊富な実績を持つ。
経験者から未経験者まで、一人ひとりの活躍を実現するエンジニア採用を目指している。