サポートエンジニアとは
サポートエンジニアは、自社IT製品やサービスを提供しているユーザーの課題解決をサポートする仕事です。
一般的によく聞くエンジニアは、システム開発・運用・保守などに携わりますが、サポートエンジニアの業務には含まれません。自社製品の導入や操作方法、トラブルシューティングなど、多岐にわたるユーザーの困りごとや課題の解消のため、サポートやアドバイスを行います。企業だけでなくすべてのユーザーが対象で、ハードウェアやソフトウェアを問わず、技術的なさまざまな問題に対応する相談窓口のような存在です。大手企業がユーザー体験を向上させるため、積極採用している職種です。
サポートエンジニアはカスタマーサポート、テクニカルサポート、プロダクトサポート、セールスサポートの役割に分類されています。カスタマーサポートは顧客との問い合わせに適切な対応を行い、テクニカルサポートはより技術面に特化した対応が求められる仕事です。プロダクトサポートは製品の導入や運用などに関するフォローを行い、セールスサポートは営業担当者に同行し、顧客の技術的な質問に分かりやすく伝える役割があります。
サポートエンジニアはBtoBとBtoCで顧客層が違うため、対応が異なります。BtoBはIT環境が同じ特定の顧客が多いですが、BtoCはIT環境も知識レベルも幅があるため、それぞれ最適な対応が求められます。近年リモート勤務が広がる中、サポートエンジニアは注目度が高い職種です。
サポートエンジニアに求められる能力は、自社サービスや製品の十分な知識、幅広いIT知識とスキル、コミュニケーション力、問題解決能力が必要となります。さらに、英語での問い合わせなどに対応できるよう、英語力があれば役にたつでしょう。
また、必須となる資格はなく、未経験者の募集も多くみられる職種ですが、「ITパスポート」や「基本情報技術者」などの資格があるとIT知識があることが対外的にアピールできるポイントになります。
